ストラディヴァリが使った魔法の木、アベテ・ディ・フィエンメ。 チレーザ社のオペレ・ソノーレは、この“音楽の木”から生まれました。
その木は今も世界中で、たくさんの楽器に“声”を与え続けています。
ヴァッレ・ディ・フィエンメ(フィエンメ渓谷)において、木とそれに関わる人々の生活は9世紀の長きにわたって伝統として受け継がれ、そしてその森の住人達は、今日までその魔法の森を守り続けてきました。
フィエンメのアベテの木(もみの木)は、すでに16世紀には優れた音を生み出す材料として、当時のリュート職人(弦楽器職人)たちに認められていました。時を経るとともにこのアベテ材はさらに珍重されるようになり、イタリアにおける偉大なバイオリン製作家、アマーティ、グァルネリ、そしてかのストラディヴァリなどにとっても、欠かせない材料となっていったのです。
長い時を経た今日でも、その森や木は変わることはありません。世界各地に散らばるリュート職人達は、この森で育った貴重なアベテ材を今でもなお探し続けています。
この森で育つ木々は、150年の長い歳月を経てようやく楽器の材料となります。私たちチレーザ社は、ヴァッレ・ディ・フィエンメにおいて木を選定し、加工しながら50年以上にわたってその材料の価値を守り続けてきました。オペレ・ソノーレの開発者でチレーザ社代表、ファビオ・オンニベーニは、1000本の丸太から楽器の材料として使えるものだけを選び出す技を、先人から学び、身につけました。目は、丸太の中に見えるそれぞれの性格を見分けなければなりませんが、それが出来るのは積み重なる経験と、それに携わる事への情熱を持つ者だけです。目だけではなく、1つ1つ触り確かめながら、楽器の材料になれるか、素晴らしい音楽を生み出せるかを判断していくのです。
ピアノやハープ、クラビチェンバロ、バイオリンなど、様々な楽器に使われるチレーザ社製の音響板は、世界で活躍する製作者達に広く認められ、羨望の的となっています.